今回のメイキングは1分17秒から1分30秒の部分になります。
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〜動画を作る流れ〜
■毎日曲を聴く
曲の音使いをすべて暗記するぐらい聴き込みます。
基本自分が好きな曲でしか作らないので、何回聞いても飽きません。
■曲のイメージから絵を描く
曲を聴いてると自然とイメージが湧いてきます。曲の力はすごいので、
これを描きたいなーとか、こういう雰囲気で作りたいなーと思ってきます。
そのイメージを忘れないうちに曲を聴きつつフォトショで絵や素材を描きます。
自分の場合は紙には書かないので直接PC上で絵を描きます。
絵コンテはしたことがありません。
日々の描きたい衝動や突然の思いつきに身を任せます。
なので、よく描き足したり、描き加えたりします。あるいは消したり。
歌詞がある曲は歌詞を見つつ、題材に取り入れたりします。
■動かしたいキャラが出来たら・・・
そんなこんなでイメージキャラが出来ました。
※画像はすべてクリックで拡大します
今回はこの女の子の動かし方のメイキングをします。
自分の場合、たぶん他の人よりとても効率が悪いと思います。
動く関節ごとに部品的にパーツをレイヤーで分けて描き、
パーツを1つずつ個別に保存します。
■AEで動きを作る。
レイヤーを並べたら、まず、始めに顔の動きを作ります。
「頭1」、「頭2」、「頭3」を動かします。
並べるとこんな感じに動きます。
次にこの上に目の動きを合わせます。
目の動きも「目閉じ」「半目」「開き」の3つぐらいで
十分滑らかになると思います。
髪の動きは、右、中央、左の3枚でも十分綺麗に動きますが、
もっと綺麗に動かしたい方は間の枚数を増やしましょう。
次に、髪の動きと目の動きを別にして自然な動きにしたいと思います。
笑えるぐらい縦に長くなります。
こんな感じに時間の長さを全部変えて適当な長さに配置します。
コピペだと一定の動きになってしまうので、手動で地道に配置します。
これで頭の動きの素材が完成しました。
レイヤーをすべて選択し、プリコンポーズして
「頭の動きの素材」としてまとめます。
保存名をわかりやすく「頭」としました。
次にリボンの動きの素材を同じように作ります。
リボンの素材(リボン右上、右下、真ん中、左上、左下)をAE上で合わせます。
回転で動きを作るため、5つの素材のアンカーポイントを
真ん中の中心に合わせます。
各パーツ、回転で動きをつけます。
これでリボンの動きができたので、
同じくリボンの素材のレイヤーをすべて選択し、
プリコンポーズして「リボンの動き」として保存します。
作った「リボンの動き」「頭の動き」の2つを全身と合わせます。
動かし方や重ねた見え方を考え配置します。
こんな感じになりました。
アンカーポイントは(わかりやすく黄色い点を打ちました)
各素材ごとに、動かすことを考えて打ちます。
顔の素材なら首に中心点を合わせることで回転させると、
左右に顔を傾けられます。
次に、ワンピースの動きを作ります。
ワンピースは今回。エフェクトのパペットで動かしました。
ピン(黄色い丸)を7つ打ち、丸の位置を動かし、動きをつけます。
黄色の丸を動かすと下記の図のように動きます。
足も同じように動かします。
足は関節でピンを打って動かすと良い感じに動きます。
なので4つ打って動かしました。
手も同じように関節で打ち、動かします。
人物の動きが出来たら「女の子の動き」としてすべてプリコンポーズします。
名前は「人物」にしてますが、名前はいつも適当です。
人物の動きの素材の下に背景を入れたり、カメラで角度を変えたり、
エフェクトで色合いを調整したり、 音を聞きつつ、
どのリズムに動きを合わせるか調整すれば1つの動きが完成です。
AEがわかる方じゃないとわかりにくい不親切なメイキングになってますが、
1つの作り方として参考にして頂ければ幸いです。
ここまで読んで下さってありがとうございました!
制作ソフトーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
Adobe Photoshop CS6
Adobe AfterEffects CS6
完成品(4分32秒) 使用レイヤー枚数 2080枚
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